グイノ神父の説教


 
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聖家族の祝日 B年 2026年12月27日   グイノ・ジェラール神父

創世記 15・1-6、 21・4-3   ヘブライ11・8-12、17-19      ルカ 2・22-40

私たちは今日、私たちの模範として与えられている聖家族を祝います。一般的に、家族は父親と母親、そして一人または複数の子どもによって成り立っています。家族は、愛と誠実さ、分かち合い、そして人間的にも霊的にも成長できる場所となるように招かれています。

今日、多くの国で、将来への不安や責任を負うことへの恐れ、あるいは自分の自由を守りたいという思いから、子どもを持たないことを選ぶ夫婦がいます。また、犬や猫をとても大切にし、まるで自分の子どものように接する人たちもいます。

人工知能の発達によって、さらに新しい現象も生まれています。人と会話し、話を聞き、心の願いに応えてくれる仮想のパートナーを作り出す人たちがいます。中には、いつでもそばにいて、決して裏切らないように思えるこうした仮想の存在を人生の伴侶と考え、象徴的な形で結婚しようとする人さえいます。

今日、離婚によって、どれだけ多くの子どもたちが、父親や母親のいない生活を送っているのでしょうか?家族を持つこと、家族が一つになって暮らすこと、一緒に食事をし、家族の行事に参加したりすること、祖父母と同居することは、もはや偉業であり、困難な課題となっています。 

しかし、自分の期待に完全に応えてくれる関係を求めるあまり、私たちは少しずつ、人間らしさを失ってしまうような世界に閉じこもってしまう危険はないでしょうか。本当の人間関係には、喜びだけでなく、困難や意見の違いもあり、互いを理解するための努力が必要です。相手をありのままに受け入れることを学ぶからこそ、私たちは人を愛することにおいて成長していくのです。

イエス、マリア、ヨセフの聖家族も、何の困難もない家族ではありませんでした。不安や戸惑い、さまざまな試練を経験しました。しかし、神への信頼をもって、共に歩み続けました。聖家族の姿は、家族の聖性が、完璧であることによって決まるのではなく、互いに愛し合い、いのちを守り、困難の中でも忠実に歩み続けることによって育まれるのだと、私たちに教えてくれます。 

だからこそ、聖家族の祝日は、家族のきずなの美しさと大切さを、あらためて見つめ直すよう私たちを招いています。完璧な家族はありません。家族は、忍耐し、ゆるし合い、互いを尊重し、愛を分かち合いながら、日々少しずつ築いていくものです。

イエス、マリア、ヨセフの模範にならい、神への信頼を心の深くにしっかりと根づかせましょう。そして、家族の一人ひとりが温かく迎え入れられ、愛され、成長していくことができる家庭を、共に築いていきましょう。 

イエス、マリア、ヨセフの保護のもとに、私たちの家族を神のいつくしみにゆだねましょう。神が私たち一人ひとりを平和のうちに守り、あらゆる危険から私たちを守ってくださり、聖なる恵みで私たちを包んでくださいますように。 アーメン。

 

                         グイノ・ジェラール神父

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